うし (牛) 2004.12

牛も見るのが珍しくなった
以前は農家の納屋などに農耕用に飼われていた
今は肉用だ  普段はおとなしい
人が見ると彼らにジロっと見返される
生きている牛を見ていると可愛くて出来れば牛肉を食べたくないと思ってしまう  子牛が売られるのは悲しい
フォークソングのドナ ドナ(Donna Donna),ジョーン バエズを思い出してしまう  悲しい歌で実に東洋的な歌だ

  市場に売られていく荷馬車の上の子牛が
  悲しい目をして言いました
  あの空を燕のように自由に飛べたら
  すぐにでも故郷に飛んで帰るのに!
  なんで風は一日中笑っていられるのだろう
  夏の短夜も笑って歌い続けているのに
  
  不平を言うものではない
  農夫は言いました
  翼なんてついてないんだから

  子牛は殺されてしまいます
  理由もわからずに
  しかし燕が飛ぶことを学んだように
  自由の意味を学ぶことは出来ます



考えて見ると人は自然界では悪魔のようではある
あらゆる地球の生物を食べてしまう
人間は宇宙のエイリアンか?
自分ながら浅ましいとは思うのだがやはり牛肉をたべてしまう
店で綺麗に処理させて売られていると、この牛が殺された経過などわかるはずもない
ネットの世界でも見たくないものを見せられるとぞっとする
やはり自分だけは綺麗な世界で生きたいような気がする
エゴ的な思想か?  矛盾の中で私は生きている
雌もツノを持っているのを始めて知った

 ユーチューブでのバエズの歌

 追記
ドイツのユダヤ人迫害を歌ったものという記述もあり
それも連想される歌だ

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