うぐいす(鶯)【ひたき科】 2003.3.7

庭の梅の木に丁度とまった時ようやく写した  この雄が鳴く
毎年来てくれるが今年は遅かったのでもうこないかと思っていた
梅の花は半ば散ってしまっている
我家の庭は薮となって落ち葉や茂みがある
10年来、虫の防除もしていないので餌があるらしい
その中をかいくぐり飛び回る  薮や笹原が好き
この鳥が鳴くと春になった気がする  春告げ鳥だ
うぐいすの宿という言葉が好きだ
日本民話にも山に迷い綺麗な民家があったので泊めてもらったら、目が覚めると薮のなかで、うぐいすが鳴いているばかりであったというような話があり面白い
私も一度泊めてもらいたい  鶯宿(おうしゅく)という地名も多い
ホーホケキョ(法華経)と鳴きありがたいような気もする
また鳴き終わりにつける谷渡りのさえずりも面白い
夏の盛りまで山では鳴く  清少納言が夏まで長く鳴いているのは興ざめと言っているが、私は長く鳴いているのが好きだ
  冬はジャッ チャッなどと地鳴きする
  へたな句を書いた

追記
 最近民家の手入れをしているが、どこも梅やユズが植えてあり
いつもその木の刺に悩まされている
考えて見れば美味しい実が成る木はあらゆる動物に攻撃され易い
身を守る為であろうと思う

    梅雨の朝  ウグイス鳴いて  夜が明ける  山帰来 

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