私の花図鑑    花の里日記  2009.10.4   117

             日曜日   成果

 今日は起きて空を見ると特異日みたいに快晴。
雲ひとつ無いし気温は20度で爽やか。
空気も今までの長雨で水分があるのか乾き具合も丁度良い。
郊外に出かける人は多いだろうと推測したりする。

 早速山の別荘地に出かける事にした。
晴耕雨読の毎日はなんとなく楽しい。
山の道を走っていると芝栗の実を拾っている人を見かけた。
今年は実が多くて余る状態。
こんな年の翌年は沢山芽を吹く事だろうなと思う。
只の一本も生えない年もあるだろうし自然はうまく出来ている。
別荘地の中の道路を走ると車の下でパチパチと音がしてくる。
毎年秋になるとこうなるのだがエゴやドングリ、ブナ、芝栗の実や笠が
車のタイヤに轢かれてはじける音である。
別には静かにしているとパサとかパチンとか言う音もする。
これは実が地面に落ちて跳ねている音だ。
カケスや青鳩、鶯、ヒヨドリ、目白や四十雀の声も聞こえる。
それに蝉のつくつくぼうしの声もする。
山葡萄の三角蔓の実が甘くなってきた。
沢山実ったのでブドウ酒が出来そうである。
不思議な事にキブシの黒い実もそっくりである。
また沢フタギの黒い実もなにかしら似ている。
それと夏はぜの黒い実も似ている。
これも食べると三角蔓と同じように甘くなってきている。
赤い実は青肌とカナクギの木の実が目立つ。
それと森の中にはキノコがぼちぼち生えている。
杉平茸が白い色を見せて地面に倒れた木や切り株に生えている。
少し収穫。
焚き火をするが枯れ枝の大きなものなので、ゆっくり燃える。
芋を買って来たので入れて焼いて食べる。
まあ自然の中では色々と楽しめる事はあるのだ。
昔、親父がいつも冬が近づくと山に出かけていた事を思い出し苦笑する。
父と同じ事をしているなとつい考えてしまう。
その父が亡くなってもう25回忌である。
帰りに気温を見ると12度。
明日の朝は10度を割りそうでいよいよ紅葉の季節到来だ。

 草原にはススキの穂が沢山棚引いて光っている。
おまけに夕方はいざよいの月が出て見事であった。
 で一句

         
 銀の手の  薄が招く 夢の国    山帰来  

 そうそう 山帰来の実も赤くなっているのだ


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