私の花図鑑    花の里日記 2007.1.21   bV7

           日曜日   夜明け前

 今日は久しぶりに早く目覚めてしまった。
何故かと言うと歯の治療で抗生薬を飲んでいて夢ばかり見ていたから。
仕方なく温泉に行った積りで朝風呂としゃれて、白みかけた空と半分
溶けた雪を見ながら入浴した。
昔 年末の忙しい28日に、こんな時は人と違う事をしようとして、
温泉旅館に連泊していた事があった。
その日は年末の大掃除をすると言われて日中追い出された事があった
なと思い出され苦笑する。

 早春の朝などはまだ明けやらぬ空の下、窓の外からウグイスの声が
次第にしてくると起きだして散歩をしたくなってくる。
今はそんな春の曙の季節が待ち遠しい気持ちがする。
しかし窓の外はまだ暗くて時折カラスの声がしたり、遠くの高速道路から
の車の走り抜ける音がしたりするくらい。
その車の音はカントリーで  ・・・泣きたいほどの寂しさだ・・・
 (ハンク ウイリアムズ作曲) の遠くから響く汽車の音を思わせる。
以前からカントリーのブルースは良いなと思っていたが、こんな時はことさら
作曲者の思いが偲ばれてくる。
 その薄暗い早朝であるがインターチェンジの24時間ついているわずかな
明かり、スキー場の整備の為かこれも朝までついている照明を窓外に見ている。
こんな田舎でもここは人の活動が時折垣間見られて、なにかほっとしている。
でもまだ当分は雪の中である。
野草や樹木、鳥、動物たちのように私も春まで寒さを耐え忍ばなくてはならない。

 寒い冬だがその中に希望の春の句を!


         
初春の   水仙の香に   酔いにけり    山帰来



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