私の花図鑑        花の里日記  2008.8.24   97

                    日曜日   夏疲れ


 昨夜は野外で気温17度だった。
走っていて車のウインドを閉めないと涼しすぎる。
朝起きると北の風が吹いて白い綿雲が空に浮かんでいる。
あれほど暑かった朝日もさほど感じなく、心地よい位になっている。
黒い揚羽が庭の花に舞っている。
青いブットレアには特に蝶が集まる。
縦羽蝶などはずっとこの花から離れないでいる。
ここの夏ももう終わってしまうかと思ってしまう。
また秋カイドウのピンクの花が咲き始めている。
みそ萩は盛りとなって赤紫の花穂を風に揺らせている。
なにかをしようとしても動きが鈍くて夏の疲れがまだ私の体に溜まっているようだ。
夏にしっかり汗を出し体を使っておくと冬まで元気なのに、
今年は暑すぎてさぼってしまいそうも行かなくなった。
園芸店では、もう春の花の種や球根を販売している。
冬の野菜も今のうちから用意すれば立派な作物が出来るのに私には無理。
涼しくなって種を蒔いても野菜は手遅れになる。
でも花は間に合うので私はもっぱら花栽培になっている。
例年のごとくまた新しい花の種や球根や珍しい宿根草を探すことになる。
こんな事を繰り返して年は過ぎて行く。
今年の夏の終わりの新顔の花は小花のわれもこうだ。
ピンクぽい白い花が可愛い。

 午後から山に出かけた。
もうススキの穂が出始めている。
東北向きの斜面があり 山野草園にしようかと思っている場所だ。
散らばった枯れ木を集めて焚火をする。
ほうほうと青鳩の声がする。
飛んでいると胸の黄色が目立つ。
スピードの早い鳩だ。
道にまたたびの実が落ちているので拾い集める。
この実を果実酒用の焼酎に漬け込む。
一度水洗いして乾かしてからだが。
梅雨には梅酒を作ったけどそろそろ飲めるかなと思ったりする。
涼しくなったせいかもう山の蚊やぶよがあまり飛び回らなくなった。
気持ちの良い季節が訪れるだろう。

 翌日は霧の朝であった。
外気温は20度を割っている。
早朝に目覚めたので入浴する。
いかるがキーコーキーと鳴いている。
目白やしじゅうからの小鳥の集団がチーチーと鳴き交わし庭の木にもやってきた。
もう繁殖が終わった証拠だ。
それは季節の変わり目。
朝はカントリー音楽を聞くことが私は好きだ。
なにか爽やかな気持ちになる。
ボトルワインとパッツイクライン。
鳴っているのがわかるくらいの音量のほうが良い。
こんな生活で一日がまた始まる。


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