私の花図鑑          花の里日記  2013.4.5   191

         金曜日 (晴れのち曇り)   
ライフワーク

 明日から天気が悪くなると放送が予報していたので今日は久しぶりに早めに花の里に向かった。
付近の山ではタムシバ(コブシ)の白い花とピンクの山桜が賑やかに咲いていて、
春らしく針葉樹の緑と落葉樹の新芽が出ている柔らか色の雑木林との両方の山を飾っていた。
また里山では吉野桜も満開で花見をしたい位。
崖には山吹の黄色の花も見えた。

 途中で道を変えて林道経由で走った。
いつも同じ道を走っているとなんだかつまらないから。
林道は荒れていて落石もあり注意して走らないといけないのだが新しい発見もあるので楽しい。
今日は叡山菫のピンクの花と他の菫たち、それと深山カタバミの白い花に出会った。
景色はやはり林道らしく遠見がありワイド感と荒々しさがあり面白い。
しかし途中車を止めて道の落石を手で除きながら、ながらの走行は大変。
バイクならよけて走れるのだろうが残念。
白文字や檀黄梅、シデ類の木の花を見ながら休み休みのんびり走った。

                           
 廿日市市吉和 花の里


 花の里は水仙の黄色の花が満開。
草の緑も萌えて今年一番の華やかさである。
梅が咲き桜もちらほら咲いている。
近くの田んぼの畔ではキジのケーンケンと鳴き声も聞こえてくる。
クリスマスローズはこれも満開。
それとムスカリの青い花が群れて地面を飾っている。
まだ冠山北面の谷には一部白い雪が残っている。
これはまだ霜も降る事があるという警告の印である。
夏に咲く一年草の植え込みはまだ少し先になりそうだ。
草原や畔にはヨモギの新芽があり、またツクシ、芹も生えている。
柔らかな薄緑の藪甘草の芽も出てこれも食べられるが花が優先するので摘まないが。
雑草の姫踊り子草が綺麗に集団で咲いていてまるで植えこんだようであった。
今日は風があまり吹かないので暖かくて日差しが強く思える日である。
そう言えば来るとき農地では耕運機もちらほら見えていた。

 午後からは山の別荘地に向かった。
数日前に買っておいた野草を少し植えた。
昔カタクリを植えた事があり、そこになんとか2本芽が出て一つピンクの花を咲かせた。
ウサギや山鳥、山鳩に食べられないように網で囲っていたから良かったのである。
もう一つ渓流にワサビを植えているのだが、少し侵入者に盗まれたようであるが残ったワサビが
白い花を咲かせていた。
地面では菫の花たちが小さな花を咲かせている。
また少しではあるが白い花のミスミソウとエンレイソウ、深山カタバミが咲いていた。
今日は野草園の上部の山の手入れをして、のんびり一日を終えたのだった。
山にいて考えてみると、ここの山には20年位来ているので私のライフワークになりそうだと思った。
落葉樹林はなんとか見事に出来上がり野鳥も増えて嬉しい。
これからはここの山桜と白文字、ムシカリの開花が心待ちだ。

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