私の花図鑑          花の里日記  2014.2.19   213

         水曜日 (晴れ)   田の神さま

 今日は晴れてきて昨日より暖かいのでまた里山の土地の整備に出かけた。
雪はほとんど溶けて動くのも楽。
草刈りは済んだので石垣に生えた小雑木や草を取り除いていた。
長い期間そのままであったのだろう。
枯草や小雑木に泥が溜りその上に緑の苔が一杯。
これを草刈り機で落としていた。
太陽が当たって動くのも気持ちが良い。
目には見えないが空気がフレッシュでオゾンも多いのだろう。
排水の溝に溜まった石ころや枯れ葉等を取り除いた。
流れて来る水は地面に沁み込むし余った水はゆっくりこの溝を流れる。
水があれば作物も出来るし飲料にもなる。
上の山の頂上はここから100m程度高いのでこれだけの水が湧き出している。
ここは昔に杉を植林しているが土質が礫層でしっかり水が浸透しているのだろう。
体を動かせて疲労も気持ち良く帰った。

      九州の続き

 都井岬から油津港へと向かった。
途中みごとな浜があった。
人の気配はまるでなく野生そのもの。
これが日南の魅力であろう。
油津港を見て近くで夕食を食べたのだが、また魚料理でもう満足の境地であった。
そこでは店の人とセーリーグのカープの話になった。
車のナンバープレートを見たらしい。
そうだ。ここはカープのキャンプ地だったのだ。
あまり私は野球に興味がないので深くは話せなかった。

                  日南海岸の浜      南側を見ている


 翌日は早速鵜戸神宮へと向かった。
海から少し登った所に駐車場があり歩いてトンネルを抜けるが、中は朝の冷たい風が吹いてとても寒い。
抜けて坂を下ると神宮であった。
そこは海沿いに道があり別な駐車場がある。
観光地はよく歩かされる事があるがまあ足を鍛える運動だと思い我慢。
そこは日向灘を東に見る断崖地で大岩に穴が空いてあり中にお宮が建っている。
日本の寺社などはよくこんな場所に見かけるがほとんど山の中なのでここは割に珍しい。
参詣する人は多くて海外からの旅行者も交じっている。
現代らしい風景だ。
それと昔はこちらが新婚旅行のメッカだったなと思ったりしていた。
この辺りもまだ崖にソテツが自生していて南国風ではある。

                画像に写ってないが穴の奥に社がある


 ここを見てそれから日南海岸を北に走り、青島を見て宮崎へ出た。
途中は崖地と海が続いてどこも風景が美しい。
さすが日南海岸国定公園ではある。
昨年の秋に向かいの四国西岸に行っていたが、さすがにここからも見えそうにもない。
はるか海の彼方である。
宮崎に入るとまた巨人軍のキャンプ地で球場が見えた。
そこから高速に乗り、またエビノへと向かった。
エビノでは日帰り温泉に入ろうと思い古い温泉地に行った。
インターから少し西に京町温泉を言う温泉地があり、そこから一つ川を渡った所にひなびた湯之谷温泉と言う小さな日帰り温泉がある。
値段も一人が250円で安い。
丁度誰も入っておらず貸切状態である。
ここは主に地元の人が利用しているのだろう。
大きい風呂は少し熱くて別に小さい風呂がありそこは湯温も丁度良くてしっかりとエビノの湯を楽しめた。
外の道路沿いには田の神さまが行列で祭ってあった。
ここへ来る途中であるが志布志湾に着く前に肝付町があり、そこに塚崎古墳群と言う古代の遺跡があった。
そこを見させて貰っていたら肝付町立歴史民俗資料館があって係の人から親切に色々教えて貰っていた。
そこに田の神さまもあって、これは江戸時代に始まったものであると聞いた。
それは人間の形をしたもので石の塔ではないのだ。
同じものがこの温泉の道路沿いに集められおり壮観ではあった。

   背景の田園も豊かな実りを思わせる地域である   顔を白く塗るのはそういった風習があるとの事
  
    
この神様たちに旅の無事を感謝してしっかり拝み、それから帰る事とした。
これで南九州の旅は終わり  ああ草臥れた  花が少なくて申し訳ない
追加でここから沢山野菜や干物、果物を買って帰ったのだがほとんど消費してしまった。
今残っているのは蜜柑類だけ・・・


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