私の花図鑑          花の里日記  2015.6.2   258

      火曜日  (曇り)   梅雨入り前の山

 今日は曇ってわりに涼しい。
梅雨入りも間近であろう。
長い梅雨もなにやら嫌な気もする。
何事もほどほどで。
このところずっと暑い日が続いていたので今日は快適。
最近の山の状況を見てみるとやはり昨年の大雨が影響しているのか一般的に木の花は咲いていない。
また梅雨に咲く花がもう咲いている事もある。
異常ではある。

 昨日は静養を兼ねて午後から山の別荘地に向かった。
梅雨前の好天の日だったのか花の里の別荘地に訪れる人は多い。
花の里はあやめ類が白や黄、青等色々と咲き、また紫蘭の花が賑やかである。
草原のルピナスもまだ多色に花を咲かせていた。
風も割に涼しくて快適。
管理棟のベランダのハニーサックルが綺麗に壁面を飾っていた。
雪で支柱が倒れたクレマチスは昨年の雨が幸いしたのが元気に蔓を宿根草の上に伸ばし花を咲かせ初めている。
また支柱を建て直して盛大に作らなくてはと思うが?なかなか。

 山に行くと、ここも花の里と同じく緑一杯であまり木の花は見られない。
しかしエゴノキや沢フタギ、ヤブデマリ等の白い花はなんとか元気に咲いていた。
日当りの良い南側の道路沿いには、もうコアジサイが綺麗な水色の花を咲かせていて早速香りを楽しんだ。
笹百合はと行って見るとしっかり伸びて元気だがまだ蕾。
残念ながらこの花の高貴な香りは楽しめなかった。
山はアサギマダラの蝶がもうふわふわと濃い緑の林の中を飛び回っている。
夏も近いのであろう。
今年はブヨ等の害虫がわりに少ない気がしている。
焚火をまず始めて虫よけに煙りを出させて草取りを少しした。
ここでは立浪草が盛大に紫の花を咲かせていた。


あと都忘れの白い花が満開。


それと紅花山芍薬がようやく二つ花を咲かせて呉れた。

他には鳴子百合とか栃葉人参等の地味な野草が自然に咲いている。
花の害虫等を取ったりして過ごしていた。
まだカッコウやホトトギスは鳴いており、彼等に托卵される鶯の声もしてなんとか梅雨前の山の風情を楽しめた。
また小鳥たちには害になるカラスやフクロウ、コノハズク等の声も時折していた。
野鳥の天国の林(森)を理想としている私にもこの自然はなかなか思い通りにはならない。

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