私の花図鑑          花の里日記  2016.3.17   284


           木曜日  (快晴)   山の別荘地へ

 昨日は曇りだったが周防大島の別荘地の手入れに行った。
昼からは晴れて気持ちが良い。
周りではウグイス他の小鳥たちが囀ってくれる。
風もあまり吹かなくて焚火も楽であった。
帰りには大島の大橋をバックに後の西の山に沈む夕日を見たが見事であった。
太陽の大きさが普段の2倍位に見えて海も真っ赤になっていた。

 今日は起きると快晴。
室内にいるのはもったい無いと思い、山の別荘地に今年初めてだが行こうと決めた。
途中山間にある土地の草刈りの最後の始末をした。
芹が気になっていて溝を見てみるとまだ芽生えたばかりの感じで小さかった。
あと一月もすれば伸びて食べられるのだろう。
ここの水路の中にあるワサビが青々として花もつけている。
また農道周りに生えている一輪草は芽が出たばかりで開花は大分先のようであった。

 道中の山村の梅は満開で美しい。
今年は花の咲いている期間が長いような気がしている。
気温は15度位で車の中は暖房がいらない。
窓をあまり開けると杉花粉が舞い込みそうなので小さく開けて車を走らせた。
道中の渓流の中には釣り人がいるようで車を所々に止めてある。
今日は花の里はパスしてまずは山の別荘地へ向った。
行く道から遠く冠山を眺めるとまだ北側は白く雪が残っている。
それとスキー場もまだ営業していてそこからの放送も聞こえている。
山の別荘地はどうかなと思いながら道を進めると、もう付近の別荘には幾人か人が来ており道の雪はまるで見られない。
敷地内の道には落ち葉や枯れ枝が沢山落ちている。
大きな枝を見つけると取り除きながら一歩づつ車で道を登っていった。
今日はブロワーの機械を持って行かなかったので落ち葉の処理は先延ばし。
一応頂上までは行き、折り返して野草園へ向かった。
道では山雀(やまがら)の囀りが聞こえてくる。
また蛾の類もたまに空を舞っている。
それと渓流から赤ガエルみたいな鳴き声が遠く聞こえる。
彼等はもう繁殖期に入ったのだ。
いよいよこの山にも春が来たなと嬉しくなる。
去年しっかり道の整備をしていたせいかあまり手をかけずに野草園まで行けたのだった。
野草園はまだ雪が融けたばかりのようで緑の風景はまるで見られない。
道沿いに所々フキノトウの浅い緑の花があるばかり。
ここの渓流のワサビはまだ新芽が出たばかりでまるで小さい。
遅い昼食をのんびり大自然の中で食べてから、林の中の倒れた木等をチェンソーで切って当分動いていた。
倒れた木を良く見ると蔓が舞い付いていて冬の雪や風に痛められたのか倒伏している。
周防大島でも常緑樹に蔓が舞い付いていて昨日も蔓の木をずっと切断していたので、不思議に山の木の保護には蔓の除去が必要なのだと理解した。
でも蔓も藤の花が咲いたり色々な実がなったりしてそれなりに美しく実も食べられる。
なかなか山の管理もむつかしいものではある。

 今日は早めに花の里へ帰ろうと思い作業もそこそこに終えた。
花の里に帰って見ると花壇にはクロッカスの花が満開に咲いて色とりどり。
また木の下のクリスマスローズや洲浜草(すはまそう)も咲いていた。
前回来たときに見ていたスノードロップも今日は花を一杯開いて賑やか。

    クロッカス  太陽が出ると開く                               クリスマスローズ   赤も咲いていた


     スハマソウ  花径は2cm程度で太陽が出ると開く              スノードロップ    花は思い切り開いていた


花壇には枯葉が地面を覆って花たちがようやく芽を覗かせている感じだったので、今度来たらこれを取り除いてやらないといけないなと思った。
また今年の肥料も少し入れてやらないといけないなと思う。
黄色の花の水仙も蕾を伸ばしていた。
ここの冷たく美味しい水を飲んで、今年も花の里や山の別荘地の生活が始まると楽しくなった今日の一日であった。

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