私の花図鑑          花の里日記  2017.5.15   317


              月曜日  (快晴)   雑草

 昨日も今日も快晴だ。
とても気持ちの良い日ではある。
数日前に雨がしっかり降ったので植物も元気を回復させたのか、しっかり花を咲かせている。
庭の大金鶏菊も黄金の花を咲かせ始めた。
東の軒下に昔植えたソケイ(素馨、ジャスミン 、羽衣ジャスミン)が今年は少し白い花を咲かせた。
今年の寒波が強くなかったのか、それともようやく株を茂らせ耐寒性が増したのか知らない。
南国で花を咲かせたように豪華とはいかないのだが、なんとか高貴な香りを今年もさせている。

 で一昨日と昨日は山の別荘地の木の手入れに行っていた。
花の里は間の時間に少し草刈りをしたのだがそこの草原は緑で美しい。
ルピナスの花が今年は小ぶりだが混じって咲いている。
山は今新緑の盛り。
小鳥たちも嬉しいのか囀ってにぎやか。
おまけに時々鷹(ノスリ)がピイピイと鳴いたりフクロウがホウホウと鳴いている。
それとホトトギスの初鳴きを昨日聞いた。
カッコウももうすぐみたい。
もう初夏みたいだがここは気温が丁度良くて作業に動きやすい。
太陽も適当に光を降らせ、また涼風が吹いて爽やかだ。
この所、道沿いの眺めの障害になる灌木を間引きをしているのだがこの木たちを切るのも少し気がひける。
若木から育ち、もう20年になるだろうか?
しっかり育っているのだが枝を張り過ぎて林の奥が眺められなくなっている。
可哀そうなのだが多すぎる樹種を切って行く。
つい珍しい木も切ってしまいあとでしまったと思ってしまう。
そう言えば最近事務所の芝庭に生え込んでいる雑草を抜いていてほんの数センチの草丈しか無いのに
それなりに小さな花や種をつけている。
抜くのもつい可哀そうに思えてくるのだ。
なかにはピンク色のアメリカ風露ニワゼキショウ(庭石菖)も咲いていて可愛い。
ニワゼキショウなんかは花が無ければイネ科の雑草みたいで春の初めには沢山抜いていたのだ。
あらためて自然の豊かさと厳しさを実感してしまう。
山でも鷹などの猛禽類が鳴いている中で小さな小鳥たちが春の喜びを歌っている。
明日の日には餌食にされるかも知れないとと言うのに。
私も天の神からするとほんの小さな雑草でそれはもう枯れかかっておりソロソロ抜かなくてはと思われてるかも。
山の木を間引いていてもそんな気がして、私が木たちから考えると神の存在であり彼らを思うように切っているが
こんなに思い付きで処分しても良いのであろうかと不安になってくる事もある。
まあ落葉樹なので幹を切っても株から小さな芽をふけば回復も考えられると思って自己満足している。
焚火も落ち葉や枯れ枝が適当にありのんびり燃やしている。
気持ちの良い労働(運動)ではある。

 山の花ではシャガ(射干)が今年は見事に咲いた。
半陰地の好きな宿根草なのだがほんの小さな株を植えていたのに知らぬ間に側溝の中に入り込み、
そこに沢山ある落ち葉が腐葉土となった中で繁殖して今があるのだ。

      花の拡大写真 (丸い葉は自生しているフキ)


ここの落ち葉は処分が困るほどで側溝の中は腐葉土養成所と化している。
この腐葉土をしっかり花の里や事務所の庭の花たちに入れてやれば良いのだが時間が無くて残念。
木の花では白いガマズミ類の花が目立つ。

   枝一杯に花がついた 男ようぞめ(男ガマズミ)


もう白い花の咲く頃となった。
それと蝶たちであるが花の里では薄羽白蝶たちが群れて飛んで花の蜜を吸っていたり
山の別荘地にはもうカラスアゲハが出て黒にブルーな光を放って飛び回っていたりして賑やかである。


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