私の花図鑑          花の里日記  2017.9.26   330


              火曜日  (晴れ)   小鳥の楽園

 この所、移動性の高気圧が来て晴れている。
天気予報で明日は秋雨前線が西日本を覆いそうと言っているから昼前に山の
別荘地に出かけた。
行く道沿いの里山の田はもう稲の大半が刈り取られている。
土手の草はまだ濃い緑色でその中に沢山と赤い彼岸花が群れて咲いている。
今年は花の出来が凄い。
そう言えば私の事務所の庭のジンジャーも白い花を今でも沢山咲かせ
良い香りをさせている。
草丈も高くで大きな葉を広げている。
それは私の故郷の雨季がこの日本に来たから嬉しいと言っているようである。
この夏はまるで熱帯であった。
彼岸花もそうなのかと思う。

 花の里も樹木の生長が今年は凄い。
まるで私の管理棟も林の中に建っている感じになってしまった。
ここも枝など整理して見通し良くしないといけないなと思っている。
そうしないと花の里の風景が台無し。
いまここではピンクの秋明菊が満開。
多雨のせいで草丈が伸びすぎて倒れ気味。
それでも可愛い。
             
シュウメイギク


庭の水木の実は見事にヒヨドリたちに食べられてすっからかん。
実の無い枝は見ていてなんとなく淋しい。
道そばに植えている秋海棠はこれもピンクの花を沢山咲かせている。
それと青紫のブットレアが種で繁殖してあちこちに咲き、それに蝶たちが代わるがわるに
飛んで来て楽しそうに蜜を吸っている。
バタフライブッシュ(蝶の茂み)と言う英名があるがまさにその通りである。
今この花の種も出来たようなので花穂を取り山の別荘地に持って行き、
山の道そばの斜面に撒こうと思った。
株もそのうちに掘って持って行こうと思っている。
ここの草原の女郎花(おみなえし)はもう咲き終わって草刈りしてさっぱりした。
今は宮城野萩の濃ピンクの花が満開である。
ここの山萩と白萩は女郎花と同じで早く咲き終えた。

 山の別荘地の林はこの所、手入れにずっと行っているのでかなり綺麗になった。
樹種も豊富で、あれこれ名前を思い出すのに苦労するくらい種類が多い。
もうすぐ来る秋の紅葉や色々な木の実、また春の新緑、春から夏にかけて咲く木の花も
楽しみである。
          
少し秋らしくなった山の別荘地


今日も茂った林の中の細い木の間引きや眺めを妨げる下枝切りなどをしていた。
秋の野草も色々と咲き初め、野草園では晒菜升麻や大葉升麻の白い花が花盛り。
田舎菊も道そばの斜面に咲き美しい。
青い秋丁字も咲き始めている。
今年は菊葉山火口(ほぐち)の緑の玉の花がやけに目立つ。
他には乾燥地に深山飯子菜(ままこな)がまだ小さな可愛いピンクの花を咲かせている。
そろそろ小さな野鳥も集団を作り飛んで来た。
それは可愛い鳴き声で五月蠅い(うるさい)カラスとかヒヨドリとかカケスとは大違いである。
ようやくここも小鳥たちの楽園になったかなと思っている。
地面では色々なキノコが沢山出ている。
今年はやけに多い。
秋の美味しいキノコたちが出てくるのを待ち遠しい私ではある。

 今国の政治を見ていると自民党のわずかしかない
大企業中心社会がメインになっていて、
国民全体が豊かになったと実感出来ない社会となっている。
現実は価格競争ばかりで実質賃金はどんどんと低下中。
地方社会は崩壊中。
そのかわり税金だけがどんどんと増幅されている。
行政改革はまるでほったらかし。
また野党の改革勢力も今は自民党の亜流と労働組合のみの利益を計る政治家ばかり。
本当に国民全体が豊かになったと感じさせる政治勢力は日本に出来るのであろうか?
投票する私たち国民全体がしっかりと政治家の日頃の行いを見なくてはならない。
選挙の時だけ理想ばかりを言って現実に行動しない政治家も多い。
また二世、三世の政治家ばかりが増殖。
彼らは自己資産を増やすために政治家になっているのだろうか?
昔の政治家は
井戸塀と言って恵まれない国民の為に自己資産をつぎ込み政治をして家も崩壊
して自宅地は井戸と塀が残るばかりとなったと言う。
今はそんな政治家はまるでいない。
既存の政治団体のせまい自分たちだけの利益保護を図る中で、このたび選挙に投票する
国会議員を選んではいけないと思う。
投票する私たち全員が
国民全体を豊かにさせてくれる政治家を選ぼうではないか。


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