私の花図鑑          花の里日記  2018.3.4   349


              日曜日  (曇り)  春になり 2

 今日は曇っているが暖かい日であった。
天気予報でも天気が崩れないとの事なので、それでは花の里と山の別荘地を見に行ってみようと思った。
現地の雪の融け具合を確認し、また入浴してのんびりしたかったのだ。
その理由は一昨日と昨日は周防大島に行って結構作業に疲れたからでもある。
行く道では途中にあるカフェでお茶をしたのだが店の人も今年は雪が多くて凍結もあり大変だと言っていた。
ここでは真冬にマイナス8度までなったのだとか。
ここの水は山の湧き水を地下からくみ上げているのでコーヒーを沸かすと、とても柔らかで美味しい。
つい飲みたくなるのである。

 山に入って行くと道傍には除雪で押しやった雪が沢山と残っており山の中も雪だらけである。
白色と茶色と緑で見ても風情がまったく無い感じだ。
道傍に生えている山榛(はん)の木はもう茶色の房状の花を垂らして雪の中なんとか咲いていた。
そのあたりの山の上部は雪が残って真っ白である。
花の里に着いて周りを見渡すとスキー場がまだ営業している。
また北の十方山や南東の冠山はまだ真冬みたいで真っ白である。
花の里の日当たり地はもう雪が融けているが日陰はまだ20p位雪が残っている。
花壇の中の緑と言えばクリスマスローズと桜草の葉ばかり。
それも雪で押しつぶされて平たくなっているが、それでもなんとか耐えて生きている。
さすがに北方系の植物ではある。

 それから山の別荘地はいかがなものかなと思い、道を登って行くとやはり周りは雪だらけ。
道にはまだ雪も残っているので入るのは止めて花の里へと戻った。
帰るとそこに別荘を数年前に買ってくれた人が来ていて冬の凍結でシャワーの部品が壊れたので
水もれがすると言う。
こちらもやはりマイナス10度位にはなったのであろう。
修理をメーカーに話してみますと話しておいたのだ。
当社の管理棟も凍結には嫌と言うほどに悩まされたので今はうまく管理している。
でも今年はキッチンの水栓部分から少し水もれを起こしていた。
建築して20年経過しているのでしょうがないとは思う。
寒地の凍結騒ぎは毎度の事ではあるのだが。

 久しぶりに入る花の里のラドン湯はなかなか気持ちが良い。
のんびりと外の景色を眺めていた。
空の雲は南から北へとゆっくり流れており外の気温も13度位である。
こういう時期に南風は珍しいとは思う。
野外の葉の落ちた木の中をシジュウガラの夫婦であろうか2羽が通過していった。
彼らはこの寒い冬を生き残り、なんとすばらしいなとも思った。
そう言えば来る途中に山の中で小さな木の実を食べている若い猿を目撃した。
一匹だったのだがこんな何もない山の中で珍しいと感じた。

それからのんびりと炬燵で休み、少し内部の整理をして帰りは道を変え羅漢峡から帰ってみた。
思いはなにか早春の渓流の花に合えないかなと考えたのだ。
帰る道の標高700mの峠ではまるで雪ばかり。
花などなさそうに思えたのだが少し下ると一本黄色の花が咲いたものが見えた。
やはりそれは満作の花だった。
よくこの雪の中で咲いてくれたと感心したのではある。



そこから下ってようやく田園地帯に入り太陽熱発電施設を作った場所を覗いてみた。
もう工事は完了していてなんと素早い施工であろうかとも思った。
そばの河川をふと見ると猫柳の花が満開であった。
さっそく渓流を入れて写真を撮ったのだ。
その渓流は雪解け水が豊かに流れている。



今日は二つの花を楽しませて貰ったドライブ入浴ではあった。
そう言えば羅漢峡の道の駅(ラドン温泉で入浴できる)では気温の上昇のせいであろうか
野外に沢山の人が出ていて座っていたのだ。
私は車の窓を開けて走って帰ったのではある。


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