私の花図鑑          花の里日記  2018.4.22   354


              日曜日  (晴れ)  見知らぬ道

 昨日は山の別荘地に行き林の中の最後に残った笹たちを切って処分していた。
ようやくに茂っていた笹もすべて取り除いたので林の下部が見通し良くなった。
おかげで中に隠れる蛇等もまるで見えなくなったのだ。
今は別荘地内の山も小葉の三葉つつじがピンク色に満開で美しい。
雑木を取り除いたおかげで日当たりが良くなり小葉の三葉つつじたちが元気を取り戻したのだ。
今野草では錨草が元気でピンクと白の花を咲かせている。
白は鈴振り錨草である。
そう言えば花の里では同じく白色の梅花錨草が咲いている。
これは九州のやまなみハイウェイを走っていて久住高原近くの園芸店で買ったものである。
ようやく繁殖し始めて大株になったのだ。

  
薄ピンク色の錨草  普通は濃い色が多いのだが


  
梅花錨草  鈴振り錨草はうまく写真がとれなかった


花の里では昔に植えたブナの木がようやく盛大に黄色の花をつけた。
ここは標高が低いのになんとか耐えて花を咲かせた。
この木の傍に植えた椿の赤と白の木も花をなんとか咲かせている。
寒地の木と暖地の木が並んで花を咲かせていて奇妙ではあるが面白いと思う。
ここは寒くて椿の自生のものはまったく見られないのだ。
それと花壇ではようやく桜草類が花をつけて地面が賑やかになって来た。

   
プリムラ ベリス(赤と黄色がある)


山ではホウホウと昼間でもフクロウが鳴いていた。
そろそろ繁殖期に入ったのであろう。
山の別荘地に行く道沿いには山桜に変わり霞桜があちこちに花を咲かせていた。
まばらに咲いているが結構綺麗であった。
道沿いには白い野草類も咲いて気温も丁度良く、ドライブには良い季節となったのである。
いよいよ花の里や山の別荘地も本番を迎える。

 今日も天気が良い。
それに白い巻雲が出ていたので雨も近いかなと思った。
それでは今日も作業に行っておこうと山口の周防大島へ出かけた。
今日は日曜日なのでか高速道路ではトラックが少なくて乗用車が多かった。
瀬戸内海は薄いベールがかかり霞んでいる。
なかなか風情がある。
サイクリングの自転車も多い。
こんな句も浮かんで来る。

    
春の海 ひねもすのたり のたりかな



海沿いの別荘地に着くと昼食をそこそこに取り丘の上に登った。
日向は暑い位なので木の傍の日陰を選び、不要な木の枝の切断や蔓等の処分をした。
野薔薇の茂みもあり咲いたら美しいだろうと思い不要な枝の処理だけをした。
またムベの茂みもあって今白い花を沢山ぶら下げていて美しい。
まあこれは少しだけ置いておこうと切るのを止めたのだがどうなる事やら。
植木屋さんに話を聞くとムベは茂り過ぎるので庭にダメだと言っていた。
アケビの花も咲いていてこちらは花が赤く小さいのだが本数が少ないので残しておいた。
ここは樫の木は多くてまるで地面に陽が当たらない感じなのでこれから枝を減らしたいと思う。
ここの整備も大分進んだのだがこれからが本番かも。
ここは目白や鶯等が囀り賑やかである。
ときどき茂みでキジが鳴いたり、また鳶(とび)が高い樹上でピーヒヨロロと鳴いたりする。
暑いので車で休憩していると窓ガラスを尺取り虫が歩いている。
なかなか可愛い。
もう虫たちの繁殖期である。
そう言えばアオジが虫の幼虫を口にくわえて飛んでいた。
鳥たちも繁殖期である。
そう言えば丘の上の茂みに近づくとやけに鶯が鳴いていた。
近くに巣があるのだろう。
ここは丘の上で日当たりは良いし風も適当に吹き鳥たちにも環境が良いのであろう。
青い海も見えるし早めに別荘を建築したいものである。
丘の上の高い高いお城が夢かな?
ここから帰りに遠回りして柳井ビユーロードや田舎道を走っていたが、色々花が咲いていたり
海や島が見えたり、民家や田や畠や藪もあって子供の頃の記憶が蘇って来たのである。
計画無して見知らぬ道を走るのも楽しいものであった。
緑の小麦畠では穂が出始め、のどかにそよ風に波打っていた。

  
柳井ビユーロードより南の内海を見る 手前の畠の白い袋はビワ 左端の島が大島



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