私の花図鑑          花の里日記  2018.12.30   384


              日曜日  (曇り)  新年に

 昨日と今日は小雪が舞って寒い。
いよいよ本格的な冬である。
西中国山地の山は積雪が40cm位あるだろう。
ここの事務所から北の山を見ても白くなっているのだ。
いつも花の里ではクリスマスに雪が積もる。
今年は暖冬のようでようやく西中国山地に積雪がしたのである。
今まで良く冬に花の里へ行っていて冬は雪掻きをしたものだ。
行けば毎日、車を動かすためには雪掻きであった。
最近は雪に負けてしまったのか雪が降ると山に行きたくないのだ。
で瀬戸内海の島に行っている。

 最近は何かリゾートと言うかセカンドライフをのんびり楽しむ日本人が激減している。
私が今まで別荘関係の仕事をしていてこのセカンドライフ関係の景気の悪さはひどい。
政府は必要な行政改革はまるでしないで労働者に増税ばかりを計っているからである。
高速道路の通行料の高値安定もひどい。
また労働者の最低賃金を抑えるため、安い海外からの労働者を増やす制度を今推進している。
そうしておいて海外からの労働者に低賃金でキツイ労働をさせた挙句に5年たてば追い返す事
を考えている。
こんな事では日本の最低賃金は上がりそうにはなくて増税だけが増えると言う事になる。
私はアメリカのフォークソングが好きで、ディポーティ(強制送還)と言う歌を聞いていたがなにやら
今の日本が同じことをしているように感じるのだ。
これは昔、アメリカの果樹園に働きに来たメキシコ人が、安い賃金でこき使われて挙句邪魔になると
追い返されて、彼らの乗った古い飛行機が墜落して彼らが全員死んでしまうという事件であった。
そんな事に抗議してウッディ ガスリーがこの歌を作り、世の中に知らしめる社会運動をしたのである。
彼はこの歌で人種差別反対やら労働者の人権を守ろうとしたのである。
日本も大企業や金持ちには優遇策を取り、貧乏人には課税を強化している。
定年まで一生懸命に働いて、それからはのんびりセカンドライフを楽しみたい人が普通に出来る日本の
社会が当たり前の人間社会である。
死ぬまで働かないと生きていけない社会なんて最低だと思うのだ。
新しい新年を迎える今、この事をしっかり考えて新しい年には私たちが日本のこの悪い政治に対応して
社会を変革していかないといけないと思うのである。

 ディポーティ(強制送還)の記載ページ 強制送還の訳詞 ウッディ ガスリーが作曲


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