私の花図鑑          花の里日記  2019.3.3   390


          日曜日  (雨)  とんび

 昨夜から降り出した雨はゆったりと降り小雨である。
春雨じゃ。濡れて行こう。と言う昔の映画かなにかの言葉もあったな。
それはいかにも春らしい。
で今日は体休めの日になった。
一昨日と昨日は周防大島の別荘地の手入れに行っていた。
自然相手の作業は気楽で、したい放題。
それでこちらも元気に過ごせるのであろう。
一昨日に島の道を走っていて海を見ると船が二隻浮かんでいる。
その日の海と空は淡いミルク色の白で境界の水平線がわからない。
船はまるで空に浮かんでいるようであった。
その日は暖かくて風も吹かない。
こんな景色は生まれて初めて見た気がした。
昨日は逆に、海は青く北東の風が強くて岸辺は白波がたっている。
気温はそんなに低くは無いのだが作業には上着を着ないといけないようであった。
一通り体を動かして草臥れて車に帰り、お茶をしていてふと空を見ると目の前の
電線にトンビが止まってじっと動きもせずにこちらを見ている。
このトンビはここの作業に来て昼食をしたりお茶をしているといつも来ているのだ。
もう彼とは友達みたいになってしまった。
菓子や弁当の残りの塊を空に投げるとすばやく空中で嘴か足でつかまえて飛び去る。
そうしてどこかで食べているのだ。
その速さときたら眼にもみえないスピードである。
それと近くには別の(メスであろう)トンビがいてその餌をねだって鳴くのである。
彼らにとってはいつも食べる小動物や魚と違う味なので美味しいのだろうと思った。
カラスの群れもいるが彼らは人間不信である。
遠くの場所からそのトンビが餌を取るのを眺めているだけである。

 ここの別荘地の林の手入れももう大部分が終わった感じ。
丘の上から海や町を眺めるとなかなか素晴らしくてまるで出城の上の殿様になった感じ。
あとは山桜が咲くのが楽しみ。
でも丁度、西中国山地の山の別荘地に春が訪れたようでこれからはそちらに作業交代
になりそうである。
時間は絶えず変わり進化は進んでいる。

   
追加で 3月4日

 今日仕事の関係で花の里に行くと花壇のクリスマスローズとスノードロップ、クロッカス
が咲き始めていよいよ春到来。
山の別荘地も雪はまったく無くて、野草園のセリバオウレンが白い花を咲かせていた。
それと行く山道の川沿いではマンサクの黄色い花も咲き始めていた。
これからが楽しみの春が来た。

 
藪手毬(やぶでまり)の木の下で元気に育ったクリスマスローズ  木の下で良く育つ宿根草


 
スノードロップ 盗人に大きな球根を取られたのだが小さなものが残って咲いてくれた


 
クロッカス 厚い落ち葉の中から負けずに元気に花を咲かせてくれた


 
他には三角草(みすみそう)が蕾を膨らませていた


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