私の花図鑑          花の里日記  2019.5.27   396


          月曜日  (曇り)  梅雨近し

 今日は曇っていて気温もそんなに高くない。
昨日まではとても暑かった。
昨日の朝も曇っていて朝日はささなかった。
これ幸いと周防大島の作業に出かけた。
それから高速道を走っているとなんだか空の雲が減って青い空が見えだした。
岩国インターを降りるともう気温は26度になっている。
車のクーラーは入れたまま。
国道2号線の欽明路バイパスを走っていると道脇の白い空木たちが見事に咲いていた。
一本の木でも株が3m位はあり花が丸く群がって咲いている。
生えた場所は道路沿いで日当たりは良くて、道の斜面などの保護に利用されているのだ。
今年の空木の花の咲き方は生まれて2回目の見事な咲き方だと思った。
20年位前だろうか、島根県の里山を走っていて空木の花が素晴らしかったのを思い出す。
道は大島大橋が近づいてくると農地が広がってくるがそこに小麦畠が沢山ある。
その小麦が穂を実らせて黄色くなっていてそれは麦秋(ばくしゅう)である。
付近には植え付けが済んだ稲田もあり、小麦との対比も面白い。

         麦秋(四国の瀬戸内海側は小麦の栽培が盛んで以前にこの景色を見た事がある)


近くの道の駅では野菜や菓子や酒、弁当等を売っていて、いつも昼の弁当を買っている。
今日は真竹の竹の子とキャベツを買ってみた。
季節物が手に入るのは何か楽しいのである。

 周防大島では昼までに仕事の打ち合わせをした。
昼からは別荘地の丘にある南斜面の常緑樹の枝の間引きをしたり草刈りをしていた。
ここの木の下は太陽があまり照らさないのと海から風が吹きわりに涼しい。
それでも作業をしていて汗は吹き出す。
眼にまで顔の汗が落ちて来るのでタオルで拭きながら作業をしていた。
作業した時間は4時間位であろうか、私にはこれが限度であった。
飲料は沢山飲んだのだが体調はそんなに悪くはならなかった。
やはり週に三回位作業をすると体調が良い。
私は仕事でもこうして生かされているのだろうと思ったのである。
今日は田舎の道を走っていて野薊の紫の花が綺麗だったのと、蛍袋が花を咲かせていて
いよいよ梅雨が近づいたなと思ったのである。

     ノアザミとブタナ  小さな黄色の花はニガナで花弁は5枚


それと周防大島の南の海岸端ではネズミモチの木の花が見事であった。

   鼠糯(ねずみもち)  国道沿い等緑地には中国原産のトウネズミモチが植えられている(少し遅れて咲く)


そうそう。
話忘れていたけどここの別荘地の丘の東斜面には草苺が所狭しと生えていて春には白い
花が咲いていたのだが今、径2cm位の赤い実が沢山熟れていて食べるのに忙しい。
実は柔らかくて少し甘く食べきれないのだが、これを見ていて昔に流行った草原の輝き
思い出すのだ。
この歌に
手カゴに持ちきれなくてポケットに入れたの詩があるがまさにその通り。
この歌を聞くと私は九州の阿蘇の草原を私は思い出すのである。

事務所ではいまドクダミの白い花が満開。
質素だけれど結構可愛い野草である。
友人が動脈硬化の防止用に飲むから欲しいと言うのであげたのだが薬用にも便利。
私は乾燥したものをすでに作って持っているのでぼちぼち飲んでみようと思っている。


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