私の花図鑑          花の里日記  2019.6.13   399


          火曜日  (快晴)  呼子鳥

 朝から快晴だ。
明日は雨になるとの予報が出ていたので、それでは今日のうち山の別荘地に行き道路を
補修しようと思ったのだ。
その作業は舗装道路の割れ目にセメントと砂の混合剤を入れ込み、水をかけて完了する。
水を撒いて少しおいてからコテで軽く叩いて完了。
簡単なようで、なかなか骨がおれる作業。
まず割れ目の土や落ち葉を取り除かないといけない。
それから混合剤をしっかり隙間に充填して押し固めるのだ。
腰を曲げての作業になるので時々地面に腰を下ろして私は作業する。
まあここの道路は周りに落葉樹の新緑の盛りで影が多くて暑くない。
おまけに小鳥たちが鳴いて賑やか。
今日はホトトギスが良く鳴いた。
私は口笛で真似をすると余計に彼らは鳴いて呉れるのだ。
昔はこんな鳥を呼子鳥とか閑古鳥とか言ったそうである。
芭蕉や西行に関係した歌がある。
今ここの山は小紫陽花の花が満開。
それと笹百合が木の間に咲いている。
今年は雨が少なかったので育ちが悪いけどなんとか花を咲かせて呉れた。

 今日はなんとか補修部分の半分位を完了させて花の里に帰った。
今はエゴノキの花は完了している。
入り口付近の山法師が真っ白な花を賑やかに咲かせている。
この木には早春に油粕をしっかりやっていたので木が充実していたのだろう。
どこの別荘にも植えられた山法師が多くて結構花を咲かせていた。
それに引き換えて山の山法師は木達の競争が激しく肥料も少ないので花はチラホラであった。
他には薄ピンクのヒメシャラと白の利休梅が咲いている。
また小さい株の西洋弟切草(ヒペリカム)が黄色い花を咲かせている位でなにか淋しい。
宿根草たちが賑やかに咲くのを待っている時期である。
今日は帰りが少し遅くなり8時を過ぎていた。
帰る道路では蛾たちが沢山舞って賑やか。
途中、源氏蛍が早めに出る谷があり車を止めて明かりを消し川を見てみると可愛い光が
チカチカする。
いよいよ彼らの出番であった。
入梅も近い。
雨が多いけどそれはそれで
楽しみな時期かも。
そう言えば奥の里山の部落では宴会の席が出来ていたのだった。
そうそう。
花の里の奥の別荘地に夏グミの赤い実が沢山なっていた。
なにか今年が初めて実を結んだ気がする。
それで食べてみたのだが渋かった。
それと山で山桜の黒い実があり食べたがこれも渋かった。
八重桜の実は渋みが少ない気がする。


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