私の花図鑑          花の里日記  2019.8.4   406


          日曜日  (晴れ)  海水浴

 今日は朝、6時頃に目が覚めた。
けれど何か気分的に見切りが悪くて、少し時間がかかり7時過ぎにようやく起きた。
昨日も山の林の整備でしっかり体を動かしていたので目覚めが悪いのはその反動であろうか。
カレンダーではもう8月の4日で原爆の日も明後日である。
時が進むのも早い。
クーラーをかけて朝のニュースを聞きながら朝食を済ませて山の別荘地に行く準備をした。
作業着やら更衣の肌着類やタオル、又作業道具や冷たい飲み物を車に積み込んだ。
朝から風は無くて少し動くだけでも結構暑い。
それから庭の植物(ジンジャーがメインだが)に水を撒いて水不足を補ってやる。
ジンジャーは高温には強いのだが水不足には弱いときているのだ。

 あれやこれやで花の里に着いたのは10時半ごろである。
まだここの気温は25度位で気持ちが良い。
そう言えばこの花の里の木々が良く育ち茂っているのでキツツキが時折鳴いている。
まるで森の中のように。
それと今はここで油蝉やツクツクボウシ、ヒグラシが鳴いている事がある。
花壇の花たちは夏の最盛期で花々しく咲いているのであるが。
自然界の季節はごっちゃまぜである。

 作業着に着替えてそれから山の別荘地に行った。
まだここは涼しいのでまず道の草刈りをした。
今年は何回同じ場所を綺麗にしているのだろうか?
もう3回目のような気もする。
少しすると暑くなってきたので中止し、道を登って渓流傍の回転場まで登った。
ここの渓流周りを整備するのはあまり暑くないので気楽にすごせると思ったのだ。
渓流の中の石等を綺麗に並べて整え、また落ちている枯れ葉や枯れ木をまとめて整理していた。
流れの石の傍をふと見るとそこに15cm位の大きなヒキガエル(ガマガエル〉がいるではないか。
彼はのんびりこちらを見ているだけで動かない。
肌の色は赤茶褐色でなかなか綺麗な肌をしていてイボも少なくて美しい。
今まで見たヒキガエルで一番の綺麗さであった。
綺麗な渓流に住んでいるからか、はたまた若いヒキガエルなのでか私にはわからない。
普通のヒキガエルは灰色でイボが沢山ありどちらかと言うと不細工な形状である。
彼はしょうがないなと言う感じで水から、のそのそと岸へ上がり始めた。
また渓流の木の枝や草をハサミで刈っていると大きな青いオニヤンマが飛び回って来る。
スピードが速いのであっというまに飛び去る。
今は高温なのでか美しい揚羽蝶たちでも同じでびっくりするほど移動が速く見る間にいなくなる。
今は生物たちの活動期なのであろう。
それに比べると私は今休養の時期である。

 数日前に日本海方面に水浴に出かけた。
こちらからだと日本海まで行くのに2時間半かかる。
で泳ぐときは一番太陽が輝く時である。
それで泳ぐ時は帽子をかぶり、またシャツを着て肌を焼かないようにして海水に入る。
海水は不思議なもので渓流とは違い長く入っておれる。
水温は渓流より高いのも幸いしているのか。
入っていて海水と人間が同化するような感じである。
人間は塩入りの血液で動いているのでそうなのかとも思う。
山の渓流で水の中に入ると冷たくて5分もすれば出たくなる。
渓流の水は飲むと美味しいのであるが不思議?
日本海の現地海岸は砂浜で沖は広く青い水平線。
全体が自然そのもので美しい。
泳いでいて他にも一人同年齢の女性がいたので話すと地元の人で涼みに来て泳いでいるとか。
彼女は私たちと同じように服をつけて帽子をかぶっていた。
こんな自然をいつでもこうして楽しめるのはなかなか良い暮らしだなと思った。
私が子供の頃に夏休みはいつもお婆さんの家へ行って近くの浜でいつも水に浸かっていた。
泳ぐと疲れて涼しい和室で昼寝をしていた。
お婆さんは私たちに焼き芋を食べさせてくれていたのだ。
夏は都会より自然豊富な田舎の海岸が素敵だったのを思い出す。


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