私の花図鑑          花の里日記  2019.10.25   415


          金曜日  (曇り)  紅葉の始まり

 昨日は一日雨で雨量も多かった。
こちらでは今年の秋の初め、雨が全然降らないで地面は乾燥していた。
その為にキノコはまるで生えないで寂しい秋の始まりであった。
なにか自然に生えるキノコ類はこちらではあまり取れないで価格も高い。
道の駅では松茸一本が五千円で販売されていた。
また少し古くなって黒くなった香茸も三千円であった。
あわせて渋を抜いた西城柿(広島の特産で渋を抜くととても甘い)が一個四百円。
ごれも見てびっくり。
台風のせいもあるのであろう。
そんなことで数日前に山の別荘地でキノコを探して見たのだけどまるで無かった。
今朝は曇っていて雨は止んだのだけれど山に霧みたいな雲が低くかかっている。
風も吹かないで静かな朝であった。
私はこの二日間、事務所で雑用をしていたので早速山の別荘地に向かった。
行く山道では紅葉が始まっていたのだが赤くなく茶色や黄色であった。

   民家と山の紅葉(茶色)と垂れ下がった霧みたいな雲


今日も綺麗な紅葉は見れないかもと思いながら山の別荘地についた。
するとここでは茶色や黄色だけでなく赤くなった木々が中に混じっていて灰色の
空の隙間から青空も少し見えて緑の木々とで、まるで総天然色である。
それでほっとした私であった。

   野草園入り口部分の回転場付近の紅葉


それから野草園に入る道の中間地点へ行き、焚火を始めて林の中の歩く場所に
生えている雑木を綺麗に切って歩きやすいように整備していた。
これで野草が所々生えて花が咲くと最高かなと思ったのである。
今日は小さい霧みたいな雨が降ったのだが上着を来てまた頭にタオルを被って
何とか作業をしたのである。
紅葉の中でのんびり動いていると気持ちが良い。
やはり私には二日か三日に一度山で作業をするのが一番体に合うのであろう。
健康にはその位が最高なのである。
でも4時間以上すると疲れが出て体に良くない。
こんな生活を今しているのである。
つくづくこの場所を手に入れた事が嬉しいこの私であった。

 そうそう。
最近海岸部の岬でいままで見た事の無い景色を見たのである。
その日は台風が直撃して一週間位過ぎた晴れた日であった。
それは海辺から周りの山まで大部分の木が枯れて茶色になっていたのである。
私は塩害だと直感した。
強い南風で海の潮が巻き上げられて吹き付けて、塩に弱い木を枯らしたのである。
こんな塩害は生まれて初めて見たのである。

     2019年10月2日 瀬戸内海の海岸で写す


 それからもう一つ。
関東から東北まで台風の強風や水害、がけ崩れで沢山の家が崩壊させられた。
若い人は建て替えも可能だと思うが高齢の人にはそれは無理だろうと思う。
それと河川や道路の改修整備も簡単ではない。
で建て替えが無理な人たちは今、民家の空家が沢山ある日本の地方に行って
安価でのんびりした生活をすれば良いと思う。
家の購入には費用もあまりかからないし残した土地は県や国で買い上げれば良い
と思う。
来てもらう地方の自治体も新たな住民が増えて賑やかになるだろう。
また住民が他の地方に移動された残地はそこの自治体が買い上げ長期に渡って
整備し直して、災害に強い新たな農業地や産業地を作りだすのだ。
この度の災害は国をあげて対策を取らないといけないだろうと思う。
整備の期間も長期になるだろうと思うのである。
また同様な災害が他の場所でも起きるかも知れない。
その為国家的な対策をこの度、始めないといけないのである。


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