私の花図鑑          花の里日記  2019.11.30   418


          土曜日  (快晴)  蔓(つる)の木の復讐

 今日は北の小型な高気圧に覆われて晴れている。
朝の気温は低めである。
今日は山の別荘地では寒いかなと思い、周防大島の丘の別荘地の手入れに出かけた。
土曜なので高速の料金は割引がある。
高速を使うと2時間で現地に着き行きやすいのだ。
一般道を走ると30分余分にかかり車も多くて結構疲れるのだ。
そんな事で周防大島に行くのは土日が多いのである。
で11時過ぎには現地に着いたので早めに途中の道の駅で買った弁当を食べた。
ノンビリしていたら12時になり、それではと手鋸等を持って丘に登った。
今日は昔に使っていた古い登山靴を探し出していたのでそれを利用してみたら、やはり登りやすい。
以前使っていた登山靴はもう壊れてしまったのである。
10年以上この靴を現場で利用させて貰い感謝であった。
今日も吉和の山の別荘地同様に台風で落ちた枝や、またここだけであるがツルの枯れた枝等を整理していた。
ここでは3年前位にツルの枝の下部をおおかた切断していたので今年の秋は地面にそれが散乱して落ちている。
それはみごとな散らかり方ではある。
ツルは繊維が固くて丈夫なので今まで切っても枯れ枝がぶら下がっていて落ちてこなかったのである。
それを遠くから眺めるとなかなかに不細工であった。
ようやくに3年目に落下したのである。
それを一本ずつ拾って小さく手で折り、大きな木の根元に水平方向へ並べて整理していく。
枯れ枝等は折れにくいものもあり手鋸で切ってそれも同じように並べる。
そうすると山の斜面に水平な場所が出来て、あとで歩きやすくなるのである。
大き目のツルの枯れ枝等は手で折るとパチンと大きな音がして皮等が埃となり顔まで飛んで来る。
それが眼に入ったする。
またツルの枯れ枝が木の枝に絡んでいてぶら下がっていると手で引っ張って落とすのであるがこれが頭に
めがけて落下し、強く当たる事がある。
そんな場合はまるでツルが切られた腹いせに私に復讐してるような気がしてくるのである。
たまには生えている木の茂った枝等も間引きして切ったりする。
そうすると海など遠くも見えやすくなり、また太陽光も適当にあたって気持ち良くなるのである。
今日は野生のクチナシの赤い実がなっているのを発見して素敵であった。
昔は家の庭に沢山クチナシの実がなっていたのを思い出したりした。
ここの別荘地のツワブキの黄色の花はそろそろ終わりそうになり種になり始めている。
他に野路菊があるがこれは国道傍の斜面に多く垂れ下がり今、白い花の集団が満開。
なかなか美しい。
疲れたので丘を降りて焚火をしたり、少し草刈り等していたらもう日暮れとなったしまった。
こんな一日であった。
そうそう、今日は少し北東からの風が吹いて島でも少し寒い日であった。


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