私の花図鑑          花の里日記  2020.2.2   423


          日曜日  (晴れ)  春の芽生え

 今日は大陸からの高気圧に覆われていて晴れているのだが薄い雲がかかっている。
風は無くて戸外に出てもそんなに寒くない。
今日は久しぶりに山の別荘地と花の里へ行ってみようと早速にでかけた。
最近はそんなに冷え込まないし海沿いでは梅が開花している。
今日は行く道を変えて少し北の太田川沿いを走ってみた。
川沿いの道の山際には青木が濃い緑の葉の中に真っ赤な実をつけていて綺麗。
川傍の土手の木には榛の木(ハンノキ)のチョコレート色の花が満開でぶら下がり、これも美しい。
川の中の猫柳は白い蕾をつけているがまだ小さくて開花は少し後であろう。
でもなんだかもう春が芽生えてきた感じで気持ちが良い。

  
ハンノキ


  
ネコヤナギ


 川沿いの民家を眺めながら走るのも素敵だ。
農家の人も最近は畠に出始めている。
暖かくなっているからであろう。
そう言えば今日、川沿いの道を走っていると餌を口にくわえた真っ赤な顔の猿たちが数匹いた。
こんな真っ赤な顔の猿は生まれて初めて見たのである。
彼らは民家の傍の山の斜面を登って行く。
雄と雌、それと数匹の子供の猿である。
その猿たちを民家のおじいさんはびっくりした感じで眺めている。
それで話してみると猿は単独が多くて今日の集団は珍しいと話していた。
それと川の岩の上にマガモみたいな水鳥が二羽いた。
見ていると上流側に泳ぎ始めたのですぐ私は写真を写した。
帰ってネットでこの水鳥の名前を探してみるとカワアイサであった。
雌は10年以上前に写していてこの度ようやく雄を始めて見て写したのである。
早速昨日、野鳥のページに画像をアップしたのである。
この鳥は名前のカワがついているように川にいて水に潜り、魚をとるのであろう。
またここの川沿いでは初夏には仏法僧(野鳥の)も飛ぶのである。

自然一杯の里山ではある。
また川沿いの近くの和食店では、今川蟹(かわがに、もずくがに)や猪料理を食べさせてくれる。
川蟹は新鮮なものを茹でて呉れるし、猪は肉の臭みを上手に取り除いてありどちらも美味しい。
季節感たっぷりである。

 呑気に川沿いを走って昼前に山の別荘地についた。
ここはまるで雪は見えずまた風は吹かないで太陽はあたって暖かい。
下の別荘群では何組かが来て賑やかに過ごしている。
まるで春模様で2月の真冬とは思えないのである。
私はのんびり昼食を取り野草園の入り口付近の林の整備をしていた。
焚火をしてるのだが枯れ木はかなり湿気を含んでいて元気には燃えない。
まあそれ位が焚火には良いかなと思っていた。
芋の生を数本持参しているのだがこんな状態なので焼き芋にはなかなか出来ない。
太陽が沈みそうになりそれではと花の里に戻った。
花の里の全体を見たら一組、遠くからの家族が来ている。
珍しいので話すと、今は年に数回しか来られませんが今日はなんとか来ましたとの事。
こんな事も真冬の2月には珍しい事ではあった。
彼らとは4〜5年は会えなかったのである。
お互い元気な顔を見てほっとしたのである。
いつものように管理棟の給水栓を開き入浴して日暮れに帰った私の一日であった。


  
数日前に見に行った防府天満宮の梅の開花



  
こちらは1月21日に見に行った山陰の唐音蛇岩の水仙


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