私の花図鑑          花の里日記  2020.5.24   431


          日曜日  (晴れ)  初夏の花たち

 この所、低気圧の停滞前線は四国の南にあってこの3日、広島は晴れている。
でずっと山の別荘地の手入れに出かけている。
もう気温は高くて初夏模様、で白い木の花たちが行く道沿いに色々咲いている。
特に目立つのは大葉麻殻栃の木水木の花である。
朴の木の白いチューリップ型の花もたまにはある。

 山の別荘地の野草園では深山嫁菜(都忘れ)のやはり白い花が盛り。
また自生している深山鳴子百合の白い花もここで株が増えて集団で咲いている。
木では花筏が葉の中心に雄花を咲かせている。
残念ながらここには雄花ばかりで雌花が無いのである。
花筏は若葉が食べられるのであるがまだ食べた事は無いのだ。
ここの野草園の中に水木と胡麻木藪手毬が満開でどれも白い花を上部で賑やかに咲かせている。
他には道沿いに植えているシャガがこの一月位長く花を咲かせてくれていて綺麗である。
また羅生門葛も増えて賑やかに青の花を咲かせていたのだがもう終わった。
この所、私は林の中の枯れ枝や不要な枝を整理しているのだが作業を始めるときりがない。
ようやくだが少し時間を取ってお茶にするのだが林の中にいると見事に気持ちが良い。
気温も丁度良くて林の中は見通しが良い。
また遠くで鶯やカッコウ、ホトトギスたちが鳴いて呉れる。
地面も落ち葉がありこの所の晴天で乾いていてどこでも腰がおろせる。
まるで天国。
しかし少し休むとじっとしておられず又作業を始める。
林の中を歩く道には小さな木たちが色々と生えているのだが、可哀そうにとは思うのであるが
切って歩きやすくする。
もうあまりに木々が多すぎてやむを得ないのだ。
小さな枯れ木はノコギリで切り歩く道の下側に水平線に沿って置く。
本数が多くなると横に歩く道は綺麗になるのである。
落ち葉をそこに入れると水平になって歩きやすいのだ。

 林の中は色々な木が生えていて見ていても楽しいのだが中に芝栗の大木がそこそこにある。
この木の下はトゲだらけのイガグリの丸い殻が散乱していてつい手を地面に触れるとあたって痛い。
直径は大きいもので40cm位あり、木の上は林の中を突き抜けて空にある。
で冬には焚き木や椎茸の菌を植える原木に利用するようにはしているのだがなかなか進まない。
今年は近くの人が利用したいからと言う事で10本位切ってくれたのだがまだまだ。
芝栗には手を焼く。
今日は4時前位に作業をやめて花の里に戻り入浴した。
太陽はまだかなり上にある。
ここの花たちを見ると南の売り地の部分にはルピナスが多色で花を咲かせている。
川べりには石楠花を数本植えていてもう花は終わり位。
管理棟の軒先下にはクレマチスを4本植えているのだが2本はもう花を咲かせている。
あとの2本はまだ蕾。
この中の一本は風車で小輪だがなかなか風情がある。
クレマチスが全部咲くと賑やかかな?

        かざぐるま


         クレマチス


ここの花壇には宿根草のアヤメアイリスが今花を咲かせ始めている。
他には庭木の下のエビネが今は繁殖して賑やかに100本位花を咲かせている。
だがこの花は野草で見た感じが結構地味なのである。
今思うのだが今年の花たちの変化は激しい。
温暖化で時が過ぎるのは早いのだ。

それと追加なのだが前回の日記の中の筆竜胆の花が見事に全部、何かに食べられていたのか、
また盗まれたのか綺麗に無くなっていた。
一部、近くの別荘の人が小石で囲っていたものだけは残っている。
食べた動物は石囲いが不安だったのかな。
犯人は猪か兎か山鳥か鹿か又人か、まるで不明。


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