私の花図鑑          花の里日記  2020.6.9   433


          火曜日  (晴れ)  想定不可

 今日はのんびりと山の別荘地に向かった。
この所こまめに手入れに行っているので林の整備も大分進んでいる。
今日は道の草刈りをしてそれから野草園の周りの林の整備をした。
昨日は南風が強くて何やら花粉が飛んで来るのか、たまにクシャミが出たのでその日野草園に降りて作業したのだ。
ここの野草園はわりに南風や北風が吹かない場所なので安心していたのだが今日はまた一回だけクシャミがでた。
原因は温暖化や中国からのPM2.5の大気汚染の影響だろうか?

ここも木たちは古いものが多くて大木化している。
それと斜面がきついので作業も平行のバランスを取りながら危険を防いで動いている。
ここではその木たちの私の頭上にある眺めを妨げている下枝を、長く伸ばしたノコギリで切り落として見通しを良くしている。
それで暗い林の中を明るくしたいのである。
また木の枝の整理だけでなく歩道の整備も必要で石を並べたりスコップで土を削って歩きやすくしている。
ここの山ではいまエゴノキたちの白い花がどこも満開。
地面には沢山の花が落ちて白く飾っている。
また野草では笹百合の白い花が咲き始めていて薄ピンク色を帯びやさしい香りをさせている。
ずっと笹百合は保護してきたので大分増えてきている。
猪たちに食べられると嫌なのであるが。
猪退治のワナが下の別荘地に設置されており去年はほとんどこちらの別荘地に現れていなかった。
しかし今年は最近に道の傍を掘ったあとが少し見える。
彼らがここへ現れないよう祈るばかりである。
旧の野草園の小川付近には梅恵草が花茎を長くだして花を開きそうである。
梅雨も近いのである。

 それで今日は仕事を早めに終えて県北の湿原のカキツバタの花を見に行ってみた。
ここからは約1時間位かかるのであるが里山の民家や山々の新緑を眺めながら気楽に走っていった。
現地ではもうカキツバタが綺麗に咲いていたのだが、今年は例年の半分位しか花を咲かせていない。
でも花は大き目で色も見事にでていて美しかった。
それと湿原の中には沢小車の黄色い花も混じっていて見事である。



またレンゲツツジのオレンジの花も草原に咲いていて季節感もある。
また肝木(かんぼく)の白い花も沢山の木に咲いていて素晴らしい。(下の画像)



ただ今咲いている谷空木のピンク色の花が今年は色が薄くてパッとしない。
大自然の温暖化の影響が色々なものに作用していて人の想いとはまるで大違いである。
これからもどうなるやら私にはまるで予想出来ないのである。

 そうそう。もう渓流では源氏蛍が飛んでいるようである。
道には蛍袋も咲いて白い花をぶら下げている。
それと花菖蒲もあちこちで咲いている。
色々と忙しくなる時期ではあるのだ。

      6月11日追加で

 花の里の管理棟に植えている山法師があちこちと咲き出している。
奥の山の朴の木もチューリップ型の白い花を咲かせた。
まるで木の里になりそうである。




 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム