私の花図鑑          花の里日記  2021.9.2   460


          木曜日  (雨)  異常気象


 昨夜は大雨で外は騒がしかった。
しかし珍しくこの数日間は雨が降らないで結構動けたのである。
で別荘地に行き作業したり、行く道の里山の景色を眺めたりして過ぎていく夏の景色を楽しんでいた。
洪水に近かった太田川の急流も今では収まり綺麗な青い水が流れている。
あまりに激しい流れだったのでか水鳥等は川を離れて水田の周りでのんびり動いている。
稲田はもう半分位は実が熟して黄金色である。
その上を赤トンボが集団で飛び回りなかなか優雅。
彼らと人間は共存している感じである。


  8月15日の広島の太田川  大雨のあとだがまだ泥水が激しく流れている
    うえが下流  橋の上にいるとまるで私も急流と一緒に流されてる感覚になり意識がボケてくる



     雨の中の稲田  早生ではなく普通の稲  豊作の秋も近い  バックは中国山地の山並み



 山では臭木の白ピンクの花が満開。
それと良く茂った雑木の上に仙人草牡丹蔓の白い集団の花が見事に咲き、木の上に白い滝が出来たよう。
他にはやはり白いタラノキヌルデカラスザンショウの花が山に散らばり咲いている。
落葉樹は大雨のせいか枝が茂り、葉は青々として道まで伸びて車の通行を妨げている始末。
こんな若い青い葉を茹でたりテンプラにして美味しく食べられたら最高なのにとつい思う。
まあ人はヤギや牛では無いのでそうもいかない。
野草は日当たりが悪いせいか今年は花の付きが悪い。
葉だけは茂っているのだが残念。

 花の里に草刈りで行くと入り口には秋海棠のピンクの花がなんとか綺麗に咲いた。
ブットレアはもう咲き終わり今はムクゲの花が盛り。
ムクゲは暖かい事と湿気が好きなのでか、今年の花は例年と違い花の大きさが2倍位。
夏には派手な花ではある。
ここの草原ではオミナエシの花が咲き、秋の七草もそろい始めた。
今年の夏は特に雨が多くて、知り合いの人はまるで今は雨季だなと言っている。
日本も温暖化で熱帯化し、乾季と雨季になってしまった気がする。
ここの山法師はもう赤い実をつけた。
一つ味見をしようと食べてみるとまるで味無し。
ただの水滴を食べている感じ。
それでもヒヨドリたちが来てその実を全部食べている。
木の葉が茂り実が少ない今年の現状なのであろうか?
人だけでなく野生の動物たちも異常気象の影響を受けている今の日本ではある。


       もう一つで数日前に県北の吾妻山に行き初秋を感じたのでアップ
   松虫草ワレモコウ  施設は不況で閉鎖されたが草原は見事に草刈りされていて感謝である


      追加で   9月4日

 今日はようやく大雨も終わり曇り空。
久しぶりに山の別荘地に行った。
山では初秋の野草も咲き始めて賑やかになり始めた。
で道の草刈りをしていたのだが、休憩した時に林に入ってみるとあちこちにキノコが生えていた。
びっくりしたのは、ここの林の中で赤や白、茶色や灰色の大小の形が違う初めて見るキノコが一杯生えている。
今までの大雨でキノコの菌が元気に大量に発生したのであろう。
でこれからどんな形や色のキノコが見られるか楽しみになったのである。
異常気象でこんな事も起きている。
花の里では秋明菊も咲き始めた。
それと山法師の赤い実は相変わらずヒヨドリたちが来て皆食べている。
これも異常気象の一部の現象。


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