私の花図鑑          花の里日記  2022.5.5   468


          木曜日  (晴れ)  異常気象


 今日も晴れている。
いつものように朝は食事を済ますと早速ホームセンター(建材店)に行きバラス(小砕石)を買って
吉和の山の別荘地に行った。
今の林は若葉が出ていて爽やかである。
昨日は少し冷たい風が吹いたのであるが、今日は丁度良い温度で楽であった。
着くと早速、バラスを砂利道の荒れた場所に入れて走りやすくした。
これは一袋18kgもあるのでいつも三袋買って道に撒いているのだ。
それが済むと林の整備をしている。
枯れ木を除き目線をさえぎる若芽等を切って除くのである。
こうすると林の中が見通せて、なかなかここも風情がある。

 今ここでは野草が色々と咲き始めた。
旧の野草園では小岩鏡がピンクの可愛い花を咲かせた。
それと白い花の鈴振り錨草も花穂を伸ばして沢山花をつけた。
去年は地面に筆リンドウがすごい数の花を咲かせたのであるが、何か動物にたべられたのか奇麗に
無くなっていて、今年はダメかなとおもったのであるがそれがなんとか小さな花を咲かせて呉れた。
ほんと地面から小さな葉と一輪の小さな青い花を咲かせていて可愛い。
他にはキラン草の青い花も見事。
錦衣も同じ感じで白っぽい花を咲かせている。
野草園では今鈴蘭が花盛り。
草丈は10cm位であろうか、それが40本位に増えて花を咲かせた。
やはり畠と違い原野に植えている感じがするのである。
それと山芍薬の白い花も一輪咲いている。
他には羅生門葛の花があちこち繁殖して地面に花を咲かせた。
今年はこの花がここの主役。

それから道べりにはシャガが繁殖し薄青白色の花を沢山咲かせた。
ここの山にはヤマドリや兎や猪、穴熊もいるのでいつ花が襲われるか不安であるが、今はギボウシ
新芽が食べられている位。
そんなに被害は感じられなくて安心なのだ。

 花の里は今年ピンクの桜のほか梨や花桃、山吹、もくれん等木の花が盛大に咲いた。
もうここは造成して30年が経過した。
で里山並みに今年は見事に木々が花咲き、これも異常気象のせいかなと思えるのである。
ここでは冬の強い低温で宿根草の半分位が枯れて消滅してしまった。
主なものはシャスターデージやフランス菊等外国系のものである。
残念であるがこの変化する自然には勝てない。
その点、野鳥のキジはこの変化にも対応して生き残り春は賑やかに鳴く。
さすがに日本の地に対応した野鳥だと思う。

 今年の春、私の事務所がある周りの暖地系の常緑樹の森ではスダジイ(しいのき)たちが見事に
薄黄白色の花を咲かせた。
私が事務所をこちらの山際に移動して20年以上経過したが、今年のスダジイの見事な木の花には
ビックリ。
やはり温暖化による異常気象の影響なのであろう。
人が長く石炭や石油に依存して生きてきた結果の現象である。
早めに努力して昔の人たちが暮らしてきた気象をなんとか取り戻したいと思うのである。
森林や原野などの保護に頑張ろう。

           
里山に咲いたスダジイの木の花(薄黄白色)



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