私の花図鑑     花の里日記  2000.2.8  火曜日(暖炉)

   冬...楽しみといえば外の吹きさらす寒風を見ながら暖炉にあたること。
アメリカの元大統領レーガンのとき炉辺談話等という放送があった。寒い国ではの話だ。

 暖炉といっても日本では簡易な薪ストーブが実用的で、場所も取らないで良いと思う。
出来ればストーブの上で煮炊きも出来る形のほうが良い。
しかし薪ストーブといっても鋳物製で、重量が70キロ位あり鉄板も厚い。
設置にはあらかじめ場所を確保して、周辺を不燃材で仕上げる。
煙突も鋳物製の厚いほうが良い。うすいステンレス製では雪落ちなどで曲がったりする。
壁の貫通部分はめがね石か、又入手出来ない場合は石綿スレート製の壁見切り板を両面にあてがい、壁の中を充分に不燃材でつつんで加熱で燃えない様に確認する。
 燃やす木の確保も秋口にしなくてはならない。
杉や松など針葉樹はすぐに燃え尽きるので、焚き付けか急いで火力が必要な場合しか使えない。
落葉樹の楢や樫などがゆっくり燃えて程よい。

 アメリカの古謡に ”ウイスキー作りにはオークを燃やせば良いが、グリーンウッドは煙が出てだめ”とある。
薪ストーブで色々な木を燃やしてみると、それぞれの個性が見えて面白い。
いつまでも燃えない木や油を含んでパチパチとはじく木、一度炭になつて2回燃える木。色々である。
その木が種から成長してそれまでに育った経過を連想しながら、温かさをその木からもらう。
自然の恵みに感謝。


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