私の花図鑑     花の里日記  99.7.11   日曜日(花の盛り)


  空の雲が疲れてよどんでいるような日だ。
雨を降らせてもポツポツだ。
夏は始まっていて花の里はあらゆる花が咲いている。
だんだんと勢力範囲を広げるシャスターデージー、遅咲きのカモマイル、ノッポのマロウ、豪快なたちあおい、明快なブルーのロベリア、色とりどりの宿根バーベナ、夏の使者モナルダ、豪華なデルフィニューム、種を蒔かないでも自然と生えるルドベッキア、同じく春車菊、優雅な香りの河原なでしこ、花びらゆらゆらの大天人菊、淡いブルーのラベンダー、大小各色のダリア、ピンクのエキナセア、ヘッセが枯れても花がきれいと言っていた百日草、野菜みたいなボリジ、
花は青い星のよう、毎年主役は代わるけれどにぎやかに咲いている。
 終わった花もある。
セージ、大きんけい菊、ポピー、ナデシコ類はさみしくなって種の採取が必要だ。
作業もいろいろとある。

 蝶々もかわるがわる飛んでくる。
蜂は蜜集めに大忙しだ。
小さい蜂は蜜の少ない小さな花へ、大きな蜂は口を伸ばさなくては蜜にありつけないモナルダ等に集まる。
昆虫と花の依存関係も面白い。
ハーブの取り入れも忙しい。
梅雨時期だから乾燥さすのも要領がいる。
体験しなくてはわからないところが多い。

 
 まだホタルは飛んでいる。
良く気を付けてみていると、近くの田んぼの畦の所で平家ボタルがチカチカとかわいい明かりを点滅している。
子供の頃のホタルを取ったのもこの平家ボタルだ。
なつかしくもありホノボノとした気持ちになった。
小さいものにも又大きくて自分勝手でもある人間にまでも自然は平等に恵みを与えてくれる。

 追記   7月15日早朝6時ごろ赤ショウビンが鳴いていた。
日中は鳴かないそうだ。


     前のページ      次のページ    最初のページ   花のホーム