水仙(ダホディール)Daffodil, Narcissus
【ひがんばな科すいせん属】原産地は地中海沿岸

秋植え  分球する  3〜4月に咲く
日当たり地を好む 排水の良い所が好き
植えっぱなしでも可  色は白、黄、オレンジ
2月〜4月咲き  品種によるが香りが良い
有毒植物なので注意  草丈40pまで
  改良種水仙の色々
  原種系の日本水仙は海岸地方に自生し1〜2月に咲く

日溜まりに 群れて輝く 水仙花 山帰来

利用方法:花壇、切り花、鉢植え用  吉和村の水仙開花状況
花言葉:自己愛
  ギリシャ神話ではナルシッサスという美しい若者が、水に映る
  自分の姿にあこがれて水に入り死んで水仙になったという。
  水面を見るように下向きに咲き、金色に輝いている美しい花だ。

蛇足:昔ピートシーガー(なんと懐かしい名前だ。フォークソングの神様と呼ばれていた。バンジョーを弾きながら世界を公演して回り、平和の歌を歌っていた。)を含むザ・ウィバァースが歌った七つの水仙を思い出す。昔のアメリカは愛と夢があった。
 私は広い土地も邸宅も幸運も持ってはいない。素敵な物も買ってあげられないけど、朝日に輝く緑のこの広い原野を貴方に見せられる。七つの金色の水仙もあげるよ。と歌われる。
 追記:NHKのTVで最近ピートシーガーの事を放映していた。高齢なのにまだ現役で花はどこへ行ったの歌を歌っていた。彼の日系二世のトシ夫人も元気そうであった。ピートシーガーを見ていると、戦後の日本の民主化と再興に力を注いだアメリカのライシャワー元日本大使を連想する。亡くなられたが婦人は日本人でハルさんと記憶している。今の日本があるのは彼らのおかげである。私もPPMの花はどこへ行ったは今でも好きだ。この歌が花図鑑の原点かもしれない。この花はどこへ行ったの連想の元は、ロシアの作家シェーロホフの静かなドンにあると言われる。ドンとはドン川のことでロシア兵の事をドンコサックという。戦争に翻弄されるロシア兵の事を書いた長編小説であった。私も若いころ原卓也さんの翻訳の本を買って読んだ事があった。
 アメリカでも大戦後、赤狩りがありピートシーガーもフォークソングが歌えなくなった時期があった。そのとき遠回しに平和を歌ったこの曲がヒットした。現代もアメリカが同様な状況下にある。人間はいったい戦争でなにを学んで来たのか問い返す歌ではある。この歌が歌われなくなった日こそ世界に真の平和が訪れるだろう。
アメリカのリベラルさと独善の二面性を良く理解しよう。
 注:PPMとはピーター、ポール&マリー パフ(魔法の竜)を歌った。

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