この実が割れて白い綿毛がついた種が飛び出す

ていかかずら(定家葛)Trachelospermum asiaticum
【きょうちくとう科ていかかずら属】分布 本〜九州

5〜6月頃に木にからんで白い花を咲かせる
常緑つる性で強健  主に暖地の日当たりの良い山地や崖に生える
この写真の花びらは広いがサムネイルのように細いのもある
花弁はプロペラのように少しねじれる
枝を切ると白い液が出る 有毒
岩や高い木にも這い上がる  花径2cm程度
林のなかで小さいが気品のある5弁の花を咲かせ香り高い
人も、かく気品高く生きたい  心引かれる花だ
園芸用には白斑入り葉の初雪蔓もある
秋に20cm位の長い紐状の実が垂れ下がる MPを画像に乗せる
風の強い冬の乾燥した日には、風に乗り白い綿毛がついた種をヘリコプターのように飛ばす  これも冬の風物詩かも知れない

 定家は鎌倉初期の歌人   藤原の定家
    新古今和歌集の撰者の一人 (代表作)
花名のいわれ:別名はマサキノカズラ
定家の墓から生えたマサキノカズラが、愛する人の墓を覆い隠すように繁ったので、その後テイカカズラと呼ばれるようになった

山で木の手入れをしてるとテイカカズラが木に舞いついていて面倒
こんな時は嫌なカズラではある

利用方法:木に絡ませるか塀やグランドカバーに利用

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