せり(芹)Oenanthe javanica 多年草
 【せり科せり属】分布地 日本全土

6〜8月に開花  草丈40cm以下
日当たりの良い田ぎわの湿地に生える  白い集団花を咲かせる
葉は1〜2回羽状に複生する
茎は水ぎわの表面を這い、節から発根して繁殖する
野生種はアクを抜き食べる 春の七草 若い芽を食べる
湿気の多い半日陰では地面にも生える  画像入替え分は若い葉

 丈夫(ますらお)と 思へるものを 刀佩(たちは)きて
   かにはの田井に 芹小(せり)ぞ摘みける
 
万葉集より

 
太刀を帯びている官吏の貴方が私のために芹を摘んでくださった

 
 我事と 鰌(どじょう)の逃げし 根芹かな  丈草

セリ同様に湿地に生えるオランダがらし(クレッソン)がある
全体が大きく丸い株の毒ぜりに注意(茎がタケノコ状に立ち上がる)

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