くろまつ(黒松)Pinus thunbergii
【まつ科まつ属】分布 本州以南

4〜5月枝先に黄色い雄花と新芽の先に黒い雌花がつく
雌花はまつぼっくりになり中に黒い種が出来る
赤松をおんな松  黒松をおとこ松と言う
赤松は葉が柔らかく黒松は硬い
また赤松は肌が赤く黒松は肌が黒い
黒松は海岸に近い山に生え、赤松は山の上部に生える
松類は乾燥した養分の少ない土地に生える
松が生えている山は地盤が痩せて荒れている証拠
盆栽はほとんど黒松  潮風が樹形を整える
白砂青松は日本の美ではある
ダムを作らず綺麗な水や砂を海に流してほしい
 この松は西国街道の松(文化財)で残り少なくなった
針葉の高木で樹高30mになる  垣根に利用された築地松

 松の葉に 月は移(ゆつ)りぬ 黄葉(ももじば)の
    過ぎめや君が 逢はぬ夜多く
  池辺の王


 終宵(よもすがら) 嵐に波を はこばせて
    月をたれたる 汐越の松
  西行


 用途:植木や盆栽  防砂林  構造材などに利用

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