うめえだしゃく (梅枝尺)
しゃくが科 

 春(4〜5月)にバラ科などボケや桜の新芽が開くと幼虫が大量に出現する。
尺取虫そのもので、まるで葉の長さを測っているようである。以前大量に幼虫が取れたので、親からはぐれた燕のヒナに食べさせた事があった。夕方ごろになってヒナの様子がおかしい。虫を食べなくなった。この幼虫は毒を持っているらしい。そういえば黄と黒のダンダラ模様である。変わった配色は毒の注意信号らしい。そういえば燕は飛んでいるこの蛾を取らない。この為か沢山飛び回る。
 梅雨入りごろ、この蛾が大樹の下をフワリフワリと飛ぶ。様子がゆったりしていて風情がある。つい騙されて退治せず沢山生き残ってしまう。    前翔長 27mm

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