さねかずら (実葛 美男葛) Kadsura japonica
 【もくれん科さねかずら属】分布 関東以南

8月ごろ直径1.5cm大の黄色の花を、垂れ下がって咲かす
雌しべが赤く円形  暖地の山地に生える  入替写真は実物大
雄雌異株又は同株  10~12月に赤い実をならす
実の径8mm大  房全体の実の径3~4cm  実は美味しくない
実は光沢があり赤く美しい  常緑のつる性   紅葉の別画像
葉は互生で楕円形  表面は光沢がある   秋に紅葉する
美男の名は昔、男性の髪をこの樹液で洗った事により

 名にし負(お)はば 逢坂山の さねかづら
   人に知られで くるよしもがな
  三条右大臣

 さね葛 のちに逢わむと 夢のみに
  誓約(うけ)ひぞわたる 年は経(へ)につつ
 万葉集より

  からみあう蔓を男女の逢瀬にたとえた 逢うがキーワード
  似た花ではちょうせんごみしがあり実の房が長い

 用途:庭木や盆栽用

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