私の花図鑑    花の里日記   2004.3.2 48
           花曜日  春めいたけど寒い日


 今年は寒いので閉じこもっている事が多い。Eメールの交換をする。古いレコードをかけて見た。なかなか調子がいい。チリチリと雑音が出るのも愛嬌。これに慣れているのだろうか。アナログも良いところがある。デジタルならミスすると音が出なくなり、同じところをグルグル回る事がある。
この音! この私は60’Sと共に生きているのか。グレン キャンベル、カントリー ジェントルマン、フイル スペクターサウンド、ザ フォー シーズンス、バート バカラック等々若い声がスピーカーから聞こえる。

 今日久しぶりに吉和に出かけた。森はあれほど雪に覆われて銀世界だったのに、もう地面の大部分が現れている。アザミのロゼット状の葉がもう緑を見せてくれる。歩くと落ち葉に埋もれた地面が柔らかくフワフワとする。優しい土だ。風で落ちたのか小枝が散乱しているので焚き火をする。燃料は空からの贈り物だ。時々小鳥の声が聞こえてくる。小さなあの鳥が極寒のこの冬を生き残ったのには感動を覚える。それだけに春のさえずりは素晴らしく聞こえるのだ。生の喜びそのもの。うさぎや山鳥、雉などどこでどう暮らしているのだろう。生き抜く動物たちに敬服させられた私であった。人間世界のちょっとした行き違いなど些細なものだなどど考える。些細な事でお互い傷つけあう人間世界はどうなんだろうと思う。

 1度は花の里日記をもう終わりにしょうと考えていた。
でも追加が出来そうな気もしてきた。
名前を変えて趣きも新たにと考えていたが、いずれ又の機会に。


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