ちゃどくが (茶毒蛾)

 庭木(椿、山茶花、茶など)を手入れしたり栽培していると、いやおうなしに付き合う事となる虫だ。5月ごろ葉裏に生みつけられたベージュ色の粉性の卵嚢(らんのう、2cm大)から幼虫が出てくる。その数は多勢でいったん成長すると大変だ。木の下で観察すると堅い木の葉をバリバリと食べる音が聞こえる。
 こうならないうちに、ふれないように枝毎に切り取り(動かすと糸を出し下に逃げるので下には受け止める容器を用意する)焼きすてる。卵や幼虫、蛾、ぬけがらに触れたりすると、肌はかゆくなり掻きむしる事となる。虫に触れてしまった衣服に付いてもいずれ肌に触れる事となるため洗濯を充分して取り除く必要がある。また肌に触れてしまった場合は急いで流水で洗い落とす事が肝要。症状がきつい場合は皮膚科に行く事が必要。普通の虫さされの売薬では効かない。夏や冬に葉裏や枝に生みつけられた卵嚢を見つけて焼き捨てる事が簡単で良い。
追記:黄色い粉性の蛾には注意する事 前翔長 13〜18mm
写真の蛾は雌 雄は小さく黒茶色
 似ている虫で毒蛾がいる。面白いまんだら模様で毒毛の長い幼虫と黄色い蛾になる。こちらにも注意  また他にもイラ蛾がいる。
 イスラエルで体当たりの人間爆弾テロがあるが、出来れば茶毒蛾爆弾にして人が亡くならないようにしたい。愛を世界に!  関連ページ

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